子供の能力を高める5つの育て方。成人後にも影響する子育ての方法。

子供の能力を高める5つの育て方。成人後にも影響する子育ての方法。
この記事の対象者
  • 子供を健全に育てたい
  • どうやって子供を育てればいいのかわからない
  • 子供の育て方を再確認したい

子供を育てるというのは大変な仕事ですよね。言うことを聞かないし、意味不明な行動も多々あります。こうした子供に対してどのように接すればいいのか分からない、と言う人も多くいると思います。今回は効果的だとされている子供の育て方について紹介していきます。

この記事を読むことで健全な子供を育てることができるようになります。

子供の能力を高める5つの育て方。成人後にも影響する子育ての方法。

子供の時の体験はその後の人生に大きな影響を与えます。愛情の表現の仕方や新しいアイディアを出す能力、自分で学習していく能力など、大人になった時に必要な能力が培われます。では、このような能力を身に付けるためにどのような子育ての方法があるのでしょうか?

子供に有益な育て方
  • 子供の性格に合った接し方をする
  • 自然と触れ合う時間を作る
  • 読書をする
  • 食事の栄養バランスに気をつける
  • 退屈させてもいい

子供の性格に合った接し方をする

子供にはそれぞれ個性があります。そのため、子供のやりたくないことを無理やしさせても効果は出ません。それよりかは、子供の性格を理解して適切に子供のやる気を引き出す方が有益です。

ビリギャルで有名になった坪井先生は、「人間は9タイプ」と言う本の中で人は9つのタイプに分類できると述べています。子供がこの9タイプのどれに分類されるのかを考えて接するだけでも子供への影響は大きく変わってきます。

人を分類する9タイプ
  • 完璧主義
  • 献身家
  • 達成者
  • 芸術家
  • 研究者
  • 堅実家
  • 楽天家
  • 統率者
  • 調停者

完璧主義

「こうあるべき」と言う理想を常に描くタイプです。そのため、「とりあえず〜してみよう」という考え方が嫌いなタイプです。

責任感が強く、合理的な判断ができ、計画的に物事を進めることが得意です。完璧に物事を進めたいため、他人が計画的に勧めてくれないと不満を持ちやすく、細かいところに気を取られて物事が進まない、物事を深刻に考えやすいと言う欠点があります。

接し方のポイント

相手の理想を正確に把握することが大切です。細かいところを反論されても素直に相手の指摘を褒めるようにしましょう。ToDoリストを作って何が大事かはっきりさせると作業が滞らず成果が出せるようになります。

献身家

他人のために行動することに喜びを感じるタイプです。目配り気配りができ柔軟に行動でき、他人の気持ちを考えることが得意です。

相手に感謝してもらえなかったり、自分のしたことに気づいてもらえなかったりすると落ち込み、愚痴が多くなると言う欠点があります。

接し方のポイント

献身的に行動した時には具体的に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。競争心を煽るよりは何が人の助けになるかを伝えてそのために頑張らせるようにすると効果的です。このタイプの人は何に不満を持っているかをノートに記しておくと考えがまとまって心を正常に保てるようになります。

達成者

目標達成のため情熱を持って行動的に取り組むタイプです。挑戦しがいのある大きな目標を立てることが得意です。

コツコツとやることが苦手で「こんなこともできないんじゃあ大人になって困るよ」と言うと”こんなこと”をしても褒めてもらえないんだな、と言う気持ちになり努力しなくなると言う欠点があります。

接し方のポイント

人前で大袈裟に褒めてあげましょう。自分の努力と成果が結びつかない場合が多いので、やる気を失ってしまいがちです。小さい成功体験を褒めてあげることでどんどん挑戦していくことができます。

芸術家

自分の感性や価値観にプライドを持っているタイプです。感受性、創造性が高いため人とは違うセンスがあります。

指示を聞いてその通りに動くことを嫌います。ルールや常識に囚われたくなく、自分の感性や価値観を否定されることを嫌います。周りが自分のことを理解してくれないと孤立しやすく、自暴自棄になり易い欠点があります。

接し方のポイント

相手の感性や価値観を認めてあげる。特別であることが嬉しいため「君は本当に変わってるね。君だけの意見を出してくれて嬉しいよ。」と相手を認めて感謝するようにしましょう。「君だけの〜」とか「特別な〜」といった言葉で相手の気分を盛り上げよう。

研究者

一人でコツコツと好きなことを極めたいタイプです。論理的、合理的に考えることが得意で理解力が高く、冷静で説明する力も高いです。

チームプレーや人前で行動することが苦手で専門的になりすぎて周りから変人扱いされやすいと言う欠点がある。

接し方のポイント

相手が興味を持っていることの話をよく聞いてあげましょう。オーバーに褒めるとバカにされていると思いがちなため、さらっと褒めるようにしましょう。リアクションが薄いため無愛想に見えますがちゃんと理解してることを理解してあげましょう。

堅実家

安定で慎重に物事をコツコツ続けるタイプです。温厚で誠実で人との繋がりを大切にするためチームプレーが得意です。

自分に秘密にされていることがあると相手に不信感を持ちやすく、一人で何かを任されると不安になってしまうと言う欠点があります。

接し方のポイント

相手の不安を取り除くようにしてあげましょう。過去の実績があると不安感を取り除きやすいです。一人でやらせるのではなく、「一緒に頑張ろう」と声をかけることが大切です。成功体験を積み上げて不安な時にその成功体験を思い出させて不安を和らげましょう。このタイプの人は悩みや不安を紙に書いておくと自分で対処法が見つけれるようになります。

楽天家

好奇心が高く、楽しいことが好きなタイプです。好きなことへの集中力が高く、困難なことに負けにくく失敗しても立ち直りが早くてリスクを取った行動ができます。

長い時間話を聞くのが苦手で綿密に物事を決めることが苦手という欠点がある。

接し方のポイント

明るい未来を描けるようにサポートしましょう。褒め言葉を列挙すると素直に受け入れやすいのでやる気を引き出せます。これをしないと悪いことが起こるといった話は響かないので、これをやったことで良い事が起こるといった話をしよう。一つのことを続ける事が苦手なので責任のある役割を担う事で克服できるようになります。

統率者

意志と決断力を持った人から頼られたいタイプです。リーダー気質で義理と人情を優先します。正義感が強く常に自信満々のためストレートにものを言えます。

人の下で仕事をする事が苦手で仕方なしに従うことを嫌い、自分の失敗を認めない、不満を心の中に留めておくのが苦手という欠点がある。

接し方のポイント

押し付けるのでなく相手の意見を尊重しましょう。何かを買う時にどっちが良いのか相談して頼ってあげるといいでしょう。本人が良いことをしたらそのことで他人にどんな良い事があったか伝えてあげましょう。相手が思い描いている理想を理解してあげ、多くの人を率いてる様子など思い描かせるとやる気が出ます。

調停者

協調性が高く、マイペースなタイプです。平和が好きでな人のミスにも寛大です。偏見を持ちにくく、物事の深い部分を理解でき人にソフトな印象を与えます。

リーダーシップを取ったり計画的な行動をする事が苦手。無気力だったり、優柔不断に見られるという欠点があります。

接し方のポイント

相手のペースに合わせて急かさないようにしましょう。話をたくさん聞きどんな価値観を持っているのか理解し、長い目で成果を見ることが大切です。相手の意見を尊重し、否定せず褒めて伸ばすようにしましょう。他人の感情に配慮しすぎて自己否定の感情が芽生える事がありますので褒めて自信を持たせないと伸びません。

自然と触れ合う時間を作る

自然が多い環境で生活することで健全な子供に育つ、と感じている人は多いのではないでしょうか?科学的にもそのような効果が確認されています。具体的には下記の4つの効果が知られています。

自然と触れ合う効果
  • ストレスや集中力の欠如を抑制する
  • クリエイティブな発想力を高める
  • 精神疾患のリスクを緩和する
  • 幸福感を高め、人にやさしくなれる

日本では東京、神奈川、大阪などの都市に人口が集中しています。そのため、都市の中に自然を組み込んでいくということが進められています。街路樹とか公園とかに自然が組み込まれていますよね。こうした取り組みにより子供が健全に育ちやすくなります。では、自然がもたらす4つの効果について具体的に紹介していきます。

ストレスや集中力の欠如を抑制する

コロラド大学の行った研究では学校の敷地内に自然と触れ合える場所を用意しておくと子供達のストレスが緩和された、という結果が出ています。

自然と触れ合える場所があることで日々の生活や教室でのストレスから逃げれる場所があると認識し、ストレスを緩和させたようです。

また、自然と触れ合える場所を用意しておくと集中力が高まり、能力が向上するという結果も得られています。

クリエイティブな発想力を高める

ユタ大学の行なった研究では4日間メディアやテクノロジーと触れずに自然の中で生活するとクリエイティビティが50%向上した、という結果が得られています。

この理由として自然からの刺激にさらされることが多くなったこと、パソコンやスマホなどを気にしなくなったことでタスクに集中できるようになったことが挙げられています。

自然と触れ合うこととテクノロジーに触れないことのどちらが重要かは分からないとされていますが、自然と触れ合うとクリエイティビティが高まるようです。

精神疾患のリスクを緩和する

90万人以上を対象にしたスウェーデンのウパサラ大学の研究によると自然の少ないところで育った子供は精神疾患になる可能性が55%高まるそうです。

なぜ、このような可結果が得られたのかは分かっていません。

しかし、森林浴の効果がフィトンチッドからきていることが分かっているように、子供のころの生育にも森林浴の効果があるかもしれないと調べた結果こうしたデータが得られたようです。

幸福感を高め、人にやさしくなれる

メキシコのソノラ工科大学での研究では自然との繋がりが多い子供はゴミをリサイクルする、節水を行うなど持続可能な社会への貢献が高いという結果が得られました。

また、自然とのつながりを感じている子供ほど利他的で倹約家で友達よりも自分は幸せだと感じていることが分かりました。

畏怖の念にこうした心理的効果があると知られているので自然に触れる事で畏怖の念が生じたのかもしれませんね。

自然と触れ合う時間

自然に触れ合うことで様々なメリットがあることを紹介しました。そこで、どのぐらいの時間自然と触れ合うのが効果的なのか、という疑問が出てくると思います。

約2万人を対象としたイギリスのエクセターメディカルスクールの研究では週に2時間が目安になるとしています。ピクニックに行く、散歩をするなど目的による効果の違いはないのですが週に2時間以上自然と触れ合うと健康状態や幸福感が高くなるようです。

ちなみに、2時間以下の場合は何もしない人と差が出なかったようです。とはいえ、長時間入ればその分効果があるのかというとそうではなく、長くなるにつれて効果が頭打ちになり、5時間以上いてもそれ以上の効果は望めないことも分かっています。

こうした自然がもたらす効果は様々な研究で確認されているのですが、子供はテレビゲームやカードゲームの方が好きなのでなかなか外で遊ぶようになりません。では、どうしたら子供が自然の中で遊ぶようになるのでしょうか?

大人も自然と触れ合う

子供は親の事をよく観察してマネをしようとします。こうしたマネをするという行為は子供の成長を促すために元々備わっている能力だと考えられています。一から自分で考えるのではなく、誰かのマネをした方が早く成長できますよね。マネをすることで必要なエッセンスを素早く吸収できます。

もちろん、自然の効果は子供だけではなく大人にも効果があるので子供と自然に触れ合うことで大人も上記に示したような効果が得られます。

草花や木を育てる

草花や木を育てると定期的に手入れをしなければならないので自然に触れ合う時間が長くなります。野菜や果物が収穫できれば達成感が得られるので前向きになる効果も期待できます。

うまく育てられなくてもうまく育たなかった理由を考えることで調べる習慣ができたり知識を蓄えることに興味を持つようになります。

虫を育てる

カブトムシやクワガタなどを飼うと自然に対しての興味を引き出せます。昆虫の体の構造やどんな習性があるのか観察することで他の昆虫との比較などを行うようになります。

そのうち、他の昆虫を探しに自然のある所に行くようになるので虫かごや図鑑などを用意しておくと良いでしょう。また、外で走り回ったり、木登りをするので身体的にも健康になることが期待できます。

読書をする

子供に本の読み聞かせをするというのはよく行われていますよね。科学的にも本の読み聞かせや、自分で読書することで子供の様々な能力が向上するとされています。

例えば、
・語彙力
・読解力
・想像力
・成績
・健康
などが向上するとされています(R)。

語彙力が向上すると自分の気持ちを正確に言い表せるようになり、人とのコミニケーションもうまくいくようになります。また、一見関係のなさそうな数学の能力も高まるようです(R)。

また、読み聞かせをすることでリスニング能力も向上するようです。実際に第二言語として英語を学ぶ場合に、読み聞かせをされた子供の方が聞き取る能力が高いという結果があります(R)。

本を読むことでコミュニケーションに欠かせない能力が向上するので、その後の成長も早くなる、ということですね。

なぜ読書に効果があるのか?

読書をした方が日常会話にない言葉に触れることができるので、語彙力が向上しやすいとされています(R)。また、読書によってストーリーを理解しようとするため読解力や想像力も高まります。子供は日常会話を通じて様々な言葉を覚えていくとされていますが、使われる言葉が偏ってしまい語彙力が向上しません。

子供は本を読んでもらうことで自分に効果があることを理解しています(R)。そのため、「本を読んで」と頼んでくる子供もいます。

読み聞かせをするときの工夫

語彙力を高めるためには言葉の意味をはっきりと教えることが大事です。子供は言葉の意味を間違って覚えていたり、曖昧に覚えていたりします。そのため、大人が話の途中で「この言葉の意味は?」と質問するとよいとされています(R)。また、同じストーリーを何度も聞かせても効果があります。その時には同じ内容を語彙を変えて話すと新しい語彙への興味を引き出せます。

こうした本を習慣を持続するためには時間を決めて行うと良いとされています。例えば、夕食後や就寝前など決まった日に行うようにしていれば習慣化出来ます。

他にも本を読む時に重要なことがいくつかあるので紹介しておきます。

楽しさを大切にする

子供を一人にせずに一緒に読書をしましょう。読書が楽しいと読書が習慣づけられ、読み終わった時には達成感を得ることができます(B)。また、大人が声に出してあげることで聞き取る能力が向上します。子供が声に出すと発音の練習にもなります。

ただ、本のレベルを上げすぎるとモチベーションの維持が難しくなるので注意しましょう。

友達との関わり

子供同士で本をお勧めし合うと良いです。おすすめできるということは本を要約する能力や自分の感情を表す能力がついていると言う事です(R)。こうした能力は子供の成長を促進してくれます。
ただし、本を読むときは静かな場所で集中させて上げましょう。

大人がサポートしましょう

大人が熱心に本を読んでいると子供も熱心に本を読むようになります(R)。
また、図書館に連れて行き子供の興味にあった本を選んであげると良いです(R)。ただし。子供が自分の興味のある本を選ぶことができる時には子供の意思を優先させましょう。

読書頻度

頻繁に読書の時間が与えられないと読んだ内容を忘れてしまいます。また、時間が短すぎても知識を吸収できないと感じてしまうので30分以上の読書を週に4日以上すると良いでしょう。習慣化できれば自分から本を読むようになります。読書の楽しさを認識すると1日当たりの読書量が2倍になります。

紙でよむ

電子書籍ではなく紙で読んだ方が読解力が高まるようです。電子で読むとネットやタブレットの中の他のアプリに気を散らされるようです(R)。

食事の栄養バランスに気をつける

子供の栄養バランスが重要ということは多くの大人が知っているのですが、十分な栄養を取れていない子供は多くいます。もちろん、肥満気味だから十分に栄養が取れている、ということではありません。必要な栄養素を必要なだけ取れているかが重要です。

子供の頃の食習慣というのは成人後の食習慣にも大きく影響します。バランスの良い食事を取らずに、加工品ばかり食べることで心臓病や糖尿病のリスクが高まる、知能指数が低下する、などの悪影響が見られます。

食事をするときには肉、魚、卵、大豆、乳製品、緑黄色野菜、芋類、海藻、果物、油の10食品を少しずつ摂るようにしましょう。毎食、10食品の中から7食品を食べることで自然と栄養不足が防げます。

食事は子供の成長の基盤となる体を作るのでしっかりと考えましょう。

朝食は和食

朝は忙しいのでどうしてもパン食になってしまいます。しかし、ご飯や味噌汁を食べたほうが脳の神経細胞が多くなり、知能指数も高まるとされています。また、味噌汁は世界でもスーパーフードとして注目されており、抗酸化作用、ガン予防、コレステロールの抑制、など様々な効果があります。

鉄分に注意する

鉄分は血液を作るのに使われます。血液は酸素を運ぶために必要ですので、鉄分が足りないことですぐに疲れたり、集中力が低い、という症状が現れます。こうした状態だと子供が勉強や運動に苦手意識を持ってしまうので鉄分の摂取には気をつけましょう。

鉄分を摂取するのにおすすめなのは赤身の肉や魚です。ほうれん草やひじきも鉄分を含んでいますが、肉や魚よりも吸収率が悪いようです。ただ、積極的に摂るようにした方が子供の健康には良いでしょう。

食事を一緒に作る

ニューカッスル大学のクレア・コリンズ氏らは、「子どもと一緒に料理を作ると、栄養学の知識だけでなく数学と科学の知識まで伸ばせる」と述べています。

一緒に食事を作ることでどの食品が健康的なのか、どの食品が不健康なのか、が学べます。また、レシピを見ながらどの食品をどのぐらい必要か、ということを考えることで数学や科学の知識が学べます。また、キャラ弁などの見た目を重視した食事も子供の興味を惹きつけるために効果的だとされています。

退屈させてもいい

子供に対する愛情が深いために、子供に退屈をさせてはいけないと思っていませんか?子供が遊びたがっているのに放置するのは気が引けてしまいますよね。しかし、育児相談を受け付けているシェリル・バトラーさんは子供に退屈させるのにも良い効果があるとしています(A)。

  1. 子供の興味を高める
  2. 親の休む時間を確保できる

子供の興味を高める

常に親が子供を楽しませていると、子供が自分で興味のあるものを見つける力が身につきません。子供が退屈している、ということは子供に何をしても良い時間を与えている、ということです。その時間を使って子供は想像力を働かせ、自分の興味のある遊びを始めます。

こうした自分の中から生じた欲求に従って行動すると、子供は熱心に遊びます。他人から「これをしよう」と言われるよりも、自分から「これがしたい」と決断する方がモチベーションが高く維持できますよね。さらに、親が子供の始めた遊びに最適な環境を用意したり、助言をするといったサポートを行うと子供は自分の興味に従って能力を伸ばすことができます。

自分の興味に従って行動する、というのは親が教えられないことですので敢えて子供を退屈にさせるという教育も効果的だと思います。また、自分の興味に従って行動することで、GRITと言われる力が強まることが知られています。GRITはやり抜く力とも言われており多くの成功者が共通して持っている能力とされています。詳しくは以前の記事を参考にしてください。

親の休む時間を確保できる

子供に退屈させるというのは親の自由時間が増えることにもなります。常に子供を幸せにしなければならない、という強迫観念に囚われていると精神的に疲弊してしまいます。こうした状態でいると、ストレスがたまり、子供を従わせるだけの親になってしまいます。それよりも、しっかりと休息をとって子供の気持ちを考える余裕を持つ方が子供の成長を支えることになります。

上記で紹介したように子供に退屈させるのも子供の成長を促します。そう考えると、常に子供を楽しませようとするのは子供の成長を妨げることになります。親も休めないし、子供も成長できないので適度に休む方が効率的だと考えられます。

まとめ

今回は科学的な知見を参考に子供の効果的な育てかたについて紹介しました。

昔から言われているような子育ての方法が科学的にも正しい、と言う結果が多いように思います。ただ、こうした子育てに良い方法はわかっていても、接しかたが間違っていると子供は成長しません。なかなか言うことを聞いてくれずストレスが溜まるばかりになります。こうした悩みについての対策も過去の記事で紹介していますので参考にしてください。

参考文献
人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書

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