リラクゼーション法とは?ストレスをケアする簡単な方法
- なかなか疲れが抜けない
- 漠然とした不安を感じている
- 症状が重くなる前にストレスに対処したい
ストレスにより様々な悪影響がでるのですが、目に見えないためなかなか対処できません。ストレスを溜め込みすぎるとうつ病や睡眠障害などの影響が出ます。こうしたストレスへの対策には様々なものがあるのですが、今回はリラクゼーション法について紹介していきます。
この記事を読むことで簡単にできるストレスへの対処法がわかります。
リラクゼーション法とは?ストレスをケアする簡単な方法
リラクゼーション法のやり方を説明する前にまずはリラクゼーション法にどのような効果があるのか紹介します。
リラクゼーション法はストレス、高血圧、慢性疼痛、不眠症、うつ病、陣痛、頭痛、心血管障害、不安、化学療法の副作用など様々な病気に効果的だとされています。
ただ、症状が重い場合にはリラクゼーション法だけでは十分でなく、病院で行われるの治療の補完療法として考える必要があります。
実際に科学的なデータもいくつか出ています。
基本的にはマインドフルネスと同じような効果が望めます。マインドフルネスとは「今、この瞬間」に集中することで自分を客観的に判断できたり、余計なストレスを感じにくくする方法です。
リラクゼーション法のやり方
では、リラクゼーション法のやり方を説明していきます。リラクゼーション法のやり方にはいくつかあるのですが、簡単にできるものから紹介します。
- 深呼吸をする
- 体の力を抜く
- 気持ちを書き出す
- 落ち着く場所を想像する
- 自然と触れ合う
深呼吸をする
もっともシンプルなストレスを和らげる方法です。邪魔が入らない所に座ってお腹に手を当ててゆっくりと3秒数えながら息を吸い、3秒数えながら息を吐きます。息とともにお腹が膨らんだり萎むのを感じながら5回程度を目安に行いましょう。ちなみに、回数に制限はなくリラックスするまで続けてもいいです。
体の力を抜く
ストレスがかかっているときには体に力がかかっていることが多いです。リラックスできる場所に座り、顔や足の先から順に意識的に力を抜いていきましょう。意識していなかった所にも力が入っていたことに気付けると良いです。
気持ちを書き出す
自分の感情を書き出すとリラックス効果があることが知られています。自分の気持ちやその日にあった出来事など簡潔に書き出しましょう。ノートでもいいですし、スマホのメモ機能でも十分です。
また、よかったことをリスト化するのも効果があります。ストレスがかかっている時にはネガティブなことに囚われていることが多いです。ポジティブな出来事を書き出すことで意外と良いこともあるな、と気づくことができます。朝食が美味しかった、同僚が挨拶してくれた、など特別なことでなくても構いません。
落ち着く場所を想像する
ベットやソファーなどのリラックスできる場所に座って森の中や砂浜、草原の中など落ち着く場所を具体的に想像します。例えば、砂浜をイメージする時には波の音やアイスクリームの味、足に感じる砂浜の感触、近くで遊んでいる子供達の声を想像します。具体的に想像できるほど効果が高まります。
自然と触れ合う
都会で住む人にとって自然との関わりは癒しを与えてくれます。少しの時間でもいいので家から出て自然と触れ合うようにしましょう。また、自然から遠い場所でも映像や音を聞くだけでも効果があることが知られています(R)。
リラクゼーション法のメリット
リラクゼーション法では心と体をリラックスさせることが出来ます。
そのため、下記のような効果があります。
- 思考が明確になり良い決断ができる
- 未来のストレスに対して強くなる
- 自分の経験や過去についてポジティブになれる
- 呼吸数がゆっくりになり血圧が低下する
- 自己免疫疾患や心臓病、抑うつなどの精神疾患のリスクが減少する
こうした効果は大人に限定されてものではありません。子供もストレスを抱えているため同様の効果が得られます。
また、リラクゼーション法により学校での暴力的な振る舞いを減少させ学力を向上させる、という報告もされています。
ストレスを放っておくとどうなるのか?
現代では仕事や人間関係、社会的義務など様々なストレスに悩まされるようになっています。
毎日の膨大な情報を更新しなければならず、どこにいてもスマホに連絡が来て対応しなければなりません。
こうしたストレスを無視していると様々な悪影響が出て来ます。
- 頭痛や体の痛み
- 睡眠障害
- 忘れやすくなったり考えがまとまらない
- 心臓に関連した病気
- 食欲不振や体重の減少
- 孤独感を感じる
- アルコールやタバコの乱用
- うつや自殺の可能性の増大
- 小さなことにもイライラする
- 何に対しても興味を持てなくなる
- 仕事や学校での生産性の低下
こうした影響が出ないようにするためにストレスが少ないうちから対処しておくことが重要とされています。
しかし、わずかなストレスを見つけるのは簡単ではありません。
下記に紹介するストレスの兆候が現れていないかチェックしてみましょう。
ストレスをチェックしてみよう
日々の忙しい生活の中で自分にストレスがかかっているかなかなか認識できないものです。下記のような兆候がないかチェックしてみましょう。
- 家庭内での対立
- 仕事で責任のある立場になる
- 経済的に厳しくなる
- 欲求が高まる
- 健康問題
- 愛する人との別れ
- 引っ越し
- 交通事故などの外傷的な怪我
また、身体的、精神的なサインも分かっています。
下記のような症状が出ていないかチェックしてみましょう。
- 心拍数が速くなっている
- 疲れやすい
- 高血圧
- 眠れない
- 簡単な問題さえ解決できない
- 長い間ストレスを感じている
- 心が休まない
- 引きこもりがちになる
- 悲しみやイライラを感じやすい
リラクゼーション法はストレスがある時以外にも効果があります。ストレスがかかる前から行うことでストレスに耐性がつきます。
わずかな時間でできるので症状が酷くなる前から意識的に行うようにしましょう。
まとめ
今回はストレスに対処するための簡単な方法を紹介しました。
ストレスと感じる前から取り組むことで様々病気のリスクを抑えることができます。
リラクゼーションと同じような効果を狙った方法は他にも数多くあります。
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